my denim style is ...

my denim style is ...

Apr.10.2019

no5

Tomoki Takaso

“色気のある格好良さを演出できるブーツカット”

Photo  Yuto Kudo
Interview & Text  Takayasu Yamada

main visual

ファッションアイテムの中で、もっとも定番的とも言えるデニム。
日常的にファッションスタイルへと取り入れている人も多いのではないか。
この連載企画では、毎月スタイルを持った人物にラングラーを着てもらい取材。
その人ならではの自由なデニムスタイルを知り、普遍的なアイテムであるデニムとの付き合い方を改めて考えたい。
5回目は、下北沢を拠点とするヴィンテージ&セレクトショップ『VELVET』のオーナー、高相朋基さんに話を訊いた。

まず、ファッションスタイルで高相さんが大事にしていることはなんでしょうか?

自分が好きなものを着るということを大事にしていますね。
色っぽさとか艶っぽさが出る服が好きなんです。自分が着る服は、映画とかの影響を受けたダサ格好良いようなスタイルが好きですね。

VELVETの商品もまさに高相さんの“格好良い”が表現されているラインナップですね。

VELVETでセレクトする服は、新品も古着も年代も、メンズ、レディースも関係なく、男が着て格好良い服。自分が着るというよりは、服自体が持つ強さが大事だと思っています。今っぽいものはあまり好きじゃないし、トレンドを意識しているわけはないので、とにかく格好良いというものを軸に選んでいます。お客さんによっては好き嫌いがはっきり分かれますし、リアルクローズで着るには難しいと思います。でも、無難な服を着るのも良いですが、元々格好良い服を着こなせれば、さらに格好良くなる。そう思ってセレクトしています。

高相さんは普段からデニムを穿きますか?

最近はたまにですが、ブラックデニムだったり、形はブーツカットを穿きます。

VELVETでもウエスタンなアイテムが多いですが、ブーツカットを選ぶあたり、ウエスタンなデザインが好きなんですか?

やっぱり好きですね。ウエスタンな服はディテールとかデザインが格好良いなと思って。当時からそうだったのかはわからないですが、格好をつける為の服だったのかなと思えます。ブーツカットのデニムには、やはりウエスタンブーツが一番合うと思いますし、そのバランス感が好きなんです。ブーツカットを穿くことで、視覚的にスタイルが良く見えるのも良いですよね。

photo 1-1 photo 1-2

今までにラングラーはどういったアイテムを着てきましたか?

ブーツカットのコーデュロイやデニムシャツを着てきました。デニムシャツのブランドといえば、僕の中ではラングラーなんです。今日着ているデニムシャツは80’sか90’sのラングラーですが、この色落ち感やダメージの入り方が気に入っています。主張しすぎていないブランドのタグも良いし、胸ポケットのステッチだったりが好きですね。

今日のコーディネートについて教えてください。

ブーツカット(77MWZ)にトニーラマのブーツを合わせています。デニムシャツは適当に着た感じが格好良いと思っているので、Tシャツに羽織るくらいで、あまりキメキメにしないことも意識しています。

photo 2-1 photo 2-2

Tシャツや、デニムシャツにつけたピンバッジがミッキーですが、これには理由があるんですか?

ミッキーが単純に好きなんです。お店でも多く扱っているんですが、ミッキーとプレイボーイ、シンプソンズが好きで、自分の中の三大キャラクターだと思っています。ミッキーのTシャツって僕にとって不良が着るアイテムだと思っていて、『アウトサイダー』という映画があるんですが、その映画の中でエミリオ・エステベス扮するツービットがミッキーのTシャツを着ているんです。そのスタイルがすごく格好良くて、これで不良のアイテムというイメージ付いた人が多いと思います。僕がこういう格好にミッキーを合わせるのは、可愛らしさよりも、逆に男っぽくなるという感覚なんです。デニムシャツもこのまま着るよりは、ピンバッジで装飾したりするのが好きなのでミッキーやリンゴのモチーフで遊んでいます。
このパンツがストレートのシルエットになると、ロックっぽくなると思うんですけど、ブーツカットにするだけで抜け感が出たり、ファッショナブルにもなるので良いと思います。

photo 3-1 photo 3-2

どんなアイテムにでも合うデニムですが、高相さんは今どう合わせるのが良いと思いますか。

デニムと言えばワークウェアで、カジュアルウェアという認知があるのでそれを、テーラードとかドレッシーな服と合わせるのが面白いかなと思います。例えばベルベット生地のジャケットのような。ジョン・フルシアンテとかまさにそういう格好をしていますよね。ああいうスタイルを男がやるとめちゃくちゃ格好良い。今ってお洒落な人は多いですが、格好良い人は少ないから、もっと格好つけて良いんじゃないかなと思っています。

ラングラー以外にも沢山のデニムブランドがある中で、ラングラーにしかない魅力はなんですか?

デザイン性に優れたものが多いところですね。古着の買い付けで昔のラングラーに出会った時につくづく思います。あと、感銘を受けたのが、新品の後ろポケットに付いているフラッシャー。『DESIGNED FOR COWBOYS BY COWBOY』って書いてあるんです。カウボーイがカウボーイのために作ったジーパンだと、未だに書いてあることに感動しました。
デニムブランドの中でもスタイリッシュなイメージですし、今VELVETでも取り扱っているような光沢感のあるブルーのパンツとか、攻めたデザインのものが古着を探すとあるんです。だから僕の中でラングラーは、日常で着るデニムというよりもお洒落をする、そして格好をつける為のデニムだと思っています。

photo 4-1 photo 4-2
profile photo

Tomoki Takaso (VELVET Owner)

メンズファッション誌の編集者を経て、2015年より下北沢に『VELVET』をオープン。ヴィンテージから新品など隔てなく、純粋に“格好良い服”をセレクトする独自の審美眼に国内外からのファンが多い。
Instagram @velvet_shimokitazawa

archive