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10MW1964 MODEL

ラングラーが採用するファブリックといえば11MW(ないしは11MWZ)の左綾デニムか、1970年代から現在に至るまでスタンダードとされるブロークンデニムの2択であるが、唯一の例外が存在する。それが右綾デニムを用いた、幻の"10MW"だ。生産期間は1964年の僅か1年という短命に終わったため、現存するヴィンテージピースも非常に少ないモデルである。いったいなぜ、突如として右綾デニムを採用したのかは裏付けとなる紙資料などが残されておらず、未だ解明できてはいない。しかしザラつきのある肉厚なデニムの質感や濃淡の明確な色落ち、ロールアップ時に見られる両耳のセルビッジ、そのつくりゆえに色落ちの過程で浮き上がるシームのアタリなど、そのエイジングはスタンダードなラングラージーンズとは一味違った趣がある。その右綾特有の顔立ちが、機能に裏打ちされたディテールと重なって浮かび上がる質実剛健さには、ラングラーマニアならずとも魅了されるに違いない。

LOT : WM1064-89
SIZE : 28-34/36/38
PRICE : ¥28,600

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DETAIL

  • セルビッジ

    セルビッジ

    右綾デニムは両ミミのセルビッジ仕様で、片側には緑のラインが引かれている。現存する個体の中には青いラインが入る個体も存在している

  • 塩ビパッチ

    塩ビパッチ

    洗濯による縮みや剥離の心配がない塩化ビニール製パッチには、正体のブルーベルロゴと外巻きのロープを象ったラングラーのロゴが型押しされる

  • ボタンフライ

    ボタンフライ

    ロープを象ったロゴを冠したトップボタン。フライボタンは無刻印でフラットな形状。カウボーイの作業に邪魔な突起を抑えた仕様だ

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